世界一の狙撃手、そして世界一の父親
【アメリカンスナイパー】
主演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー
賛否両論ある映画だと聞いて観ました
僕が観た感想は
クリス・カイルという男を見たこともなければ
どんな人かなんて知らない
確かに、米軍一の狙撃手で素晴らしい人物なのだろうと思う
それに
戦地に出向く軍人の気持ちなんてわからない
けれど
すごくクリス・カイルという男の
人間味あふれる人柄がグングンと伝わってきた
人を射殺するときのあの眼と
妻と子供、家族を見るときのあの目
仲間への愛、家族への愛が詰まっている映画だと思った
演じたブラッドリー・クーパーの演技力も素晴らしいものであるからこそ
実現できた映画なんだなとすごく思う
撮影前のブラッドリーの体重が約80kg
クリス・カイルを演じるにあたり
増量し、撮影時にはなんと約100kg越え
数ヶ月で20kgも増やしたブラッドリーのやる気と役者魂
その間にも
狙撃の練習、演技の練習、トレーニング、様々なことをやりこなしたのは
本当にプロだなと感じた
クリス・カイルを調べて画像とかも見たけど
途中からほんとにクリス・カイルにしか見えなかった
外面だけでなく中身までも
圧巻の演技力
そして
妻役のシエナ・ミラー
彼女もクリス・カイルの妻であるタヤ・カイルを演じるにあたり
タヤ本人に会い、たくさん話し、涙を流しあったという
戦場に行く夫を支える妻
どんな心境なのかもわからないけど
そのつらさ、寂しさ、不安感がすべて
伝わってきた
僕は、戦争の現実云々だけではなく
“クリス・カイル”という人間にスポットを当ててぜひ観ていただきたい
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